中山グランドジャンプ:概要
1934年に障害の重賞競走として創設され年2回施行されていた中山大障害の春の競走を前身とし1999年に障害競走にグレード制が導入されたと同時に中山大障害(春)の競走名が変更され、最高峰のJ・GIに格付けされた。年10戦有る障害重賞競走の中で2戦目に当たる。
前身の中山大障害は、中山競馬倶楽部理事長肥田金一郎が東京競馬倶楽部(現在の東京競馬場)の東京優駿大競走(日本ダービー)に対抗して発案した。
2000年より国際招待競走となった事に伴い競馬番組で唯一障害競走が第11競走で編成、当日のメインレースとして施行され入場行進曲でも平地のグレードワン競走と同様に「グレード・エクウス・マーチ」(2009年まで)が流されるなど、平地のグレードワン競走に準じて行われる。
外国馬を招待して行われる日本の障害競走の春のチャンピオン決定戦であり、JRAの年間競走の中で最も長い距離[1]で施行される。
出走条件はサラ系4歳(旧5歳)以上のJRA所属の競走馬及び出走登録を行った外国調教馬。
負担重量は定量で4歳は62キロ、5歳以上は63.5キロ、牝馬は2キロ減と定められている。
総額賞金は1億5200万円で1着賞金は8000万円、2着賞金は3200万円、3着賞金2000万円、4着賞金1200万円、5着賞金800万円であり障害競走としてはグランドナショナルの80万ポンド(約1億6000万円)に次いで世界第2位の高額賞金を誇る。そのためオーストラリアやニュージーランドといったオセアニアの陣営からは毎年のように出走登録がある。
この競走は春の中山大障害の直接の後身で日本国内における最高難度の特別な位置づけの障害競走であり、まさに人馬が一体となって大きな障害を乗り越えて長距離を駆け抜ける限りなく厳しいレースである。その事もあり、このレースと中山大障害については勝利馬はもとより勝ち馬から遥かに遅れて完走した馬たちにも多くの観客から温かい拍手が贈られるという、他のレースでは見られない様な光景が毎回見られる。